2004年 MotoGP 世界選手権シリーズ第4戦
ムジェロ(イタリア) 〔6月6日(日) 決勝 天気 晴れ〕


#56 中野真矢 〔予選10位 決勝リタイア 総合ランキング15位〕

ムジェロは過去にもいい成績を残せており、相性のいいサーキット。難しいハイスピードサーキットなので、まずは車体のバランスをとることからセッティングを進めていった。予選を通してフロントのチャタリングがなかなか解消されず、思うように攻めきれずにいたのだが、2日目になってようやく改善され、予選はなんとか10位で終えることが出来た。上位との差も詰めてきていたので、レースではまたトップ10入りを目指せる自信があった。
レースでは、スタート直後の順位は13位。いいペースで走れていたのだが、ドゥカティ勢と絡んでからはなかなかペースが上げられず苦しんだ。しかし、カピロッシ選手を抜いてからはペースを上げるこが出来、そのまま追い上げを開始、と思った矢先、突然リアのタイヤに異常を感じ、次の瞬間タイヤがバースト、そのままクラッシュしてしまった。
一番スピードの出ている場所で、あれだけの大きなクラッシュにもかかわらず、骨に異常が無く打撲で済んだことが不幸中の幸いだった。次までに原因を解明して、いい状態で走れるようにしたい。
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ハラルド・エックル (カワサキ・レーシングチーム監督)

予選や練習で2人のライダーが見せた結果からは、今日のレースの結果は思いもよらないものだった。レース中盤、これからトップテンに向けて追い上げようと言うときに、真矢のリアタイヤが壊れ、このサーキットで一番スピードの出る場所でクラッシュしてしまった。クラッシュの瞬間はピットウォールで見ていたが、帰ってきたバイクを見て真矢が無事だったのが信じられなかった。今の時点では何が原因か分からないが、明日タイヤを解析の為、日本のブリヂストンへ送る。次のカタルニアのレースまでには原因が解明されると信じているよ。
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空Office48