2003年 MotoGP 世界選手権シリーズ第16戦
バレンシア(スペイン) 〔11月2日(日) 決勝 天気 晴れ〕

#56 中野真矢 〔予選12位 決勝 リタイア 総合ランキング10位〕

いよいよダンティーンチームとの最後のレースとなったが、予選では転倒などもありリズムに乗れず、今までになく苦戦を強いられてしまった。最終的には悪いなりに、なんとか12番グリッドを獲得したが、決勝レースに向けてはまだまだ多くの問題を抱えていた。
決勝レースでは、直前にタイヤの選択を換えたのが良かったのか、スタート直後からまずまずのフィーリングで走れていた。早いうちからペースを上げて行こうとして、少し焦りが出たのか、2コーナーのブレーキングで止まりきれず、申し訳ないことに宇川選手のバイクに接触しまい、2人とも転倒してしまった。
最終戦がこういった形で終わってしまったのは残念だし、全戦獲得してきたポイントがここで途切れてしまうのも非常に悔しかった。しかし、今年16戦を振り返ってみれば、自分のベストは尽くせたと思うし、悔いはない。
今年1年チャンスをくれたYAMAHA、ダンティーン、一年間ミスなく働いてくれたメカニック、スタッフ、そして応援してくれた全ての皆さんに心から感謝したい。
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ルイス・ダンティーン (ヤマハ・ダンティーン)

この最後のレースはいい形で終わりたかったね。でも、真矢と働けて本当に良かったし、彼はMotoGPのトップライダーの一人だと証明して見せた。チームを代表して、真矢に『ありがとう』と言いたい。そして、彼のこれからの健闘を祈りたい。
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